投資における「リスク」という言葉について、どの様なイメージを持っているかしら?
そうね。一般的にそう思われがちよね。
ただ、投資において「リスク=危険」ではないのよ。
今回は、投資を始める上で知っておきたい「リスク」についての勉強よ♪
Contents
投資における「リスク」とは
投資における「リスク」とは、リターンの変動のことを表すの。
投資におけるリターンとは、投資を行う上で得られる損益のこと。
リターンの変動は「ブレ」「幅」「変動幅」とも言ったりするわ。
- リターンの変動幅が小さいもの→「リスクが低い」
- リターンの変動幅が大きいもの→「リスクが高い」
上の図で言うと、AはBより変動幅が大きいので、リスクはAの方が高いと言えるわね。
例えば、株価が急に100円上がることがあるとすれば、急に100円下がる可能性もある。同様に、株価が一気に10,000円上がることがあるならば、10,000円下がる可能性もあると言うこと。
この様に、リスクとリターンは表裏一体の関係があって、リスクが高いほどリターンも大きいの。
リスクの種類
リスクの種類はいくつかあるわ。それぞれ紹介するわね。
①信用リスク(クレジットリスク)
国や企業が経営不振に陥るなど、財政状況の悪化により資産が減少してしまったり、損失を被ってしまうこと。この様なリスクを現すことを信用リスクというのよ。
信用リスクは、格付けにも大きな影響を及ぼしているの。
信用格付とは
金融商品または企業・政府などの信用状態に関する評価を簡単な記号または数字で表示した等級である。
出典:Wikipedia
②市場リスク(マーケットリスク)
市場を変動させる要因をリスクファクターと呼ぶんだけど、リスクファクターにはどの様なものがあるかと言うと、
- 為替
- 金利
- 株価
などが挙げられるわ。また、国内外の経済や政治情勢、製品自体の需要と供給によっても大きく変わってくるものなの。
③為替リスク
為替レートの変化によって起こるリスクのこと。
為替変動のリスクファクターとしては、
- 政治経済(例:国の情勢が悪化したり)
- 国のトップの発言
- 戦争やテロ
- 自然災害
などが挙げられるわ。
ただ、為替リスクは、コストをかけることで「為替ヘッジ」によって調整ができる事も覚えておいて♪
④流動性リスク
売買される市場の規模や厚み、市場参加者の差異等の影響を受けるリスクのこと。
例えば、取引市場で1日を通して数株しか取引されなかった様な銘柄や、1回も取引がなかった銘柄があり、この様な銘柄に投資をしてしまった場合
- 売りたい時に売れない
- 買いたい時に買えない
という現象が起こってしまうの。
なぜなら株式は需要と供給(売りたい人と買いたい人のマッチング)で成り立っているからね。
⑤カントリーリスク
対象国の状態の変化によって、株価や貨幣価値の変動が起きるリスクのこと。
リスクファクターは、
- 対象国の政治経済の混乱
- デモやストライキ
- 内乱
- 自然災害
などが挙げられるわ。
⑥地政学リスク(地政学的リスク)
カントリーリスクに似ているけれど、少し違うのが地政学リスク。
特定地域が抱えている、政治的・軍事的・社会的な緊張が高まり、特定の地域経済や場合によっては世界全体に影響を与えてしまう。そんな不安をあおる、先行き不透明になってしまうリスクのこと。
例えば、北朝鮮がミサイルを発射したとか、軍事パレードを行ったなど、周辺地域に影響を及ぼしてしまう事。
カントリーリスクは対象国内の話、地政学リスクは国から離れて、他国が脅威になり影響を受けるリスクのこと。その違いがあるのよ。
まとめ
投資は預金とは違って、元本を保証するものではない。
だからこそ、どの様なリスクがあるか知った上で投資を行うことが大事なの。
そしてね、上記に挙げたリスク以外にとても重要なリスクがあるのよ。
それが、情報不足リスク。
様々な情報を知らないと言うことは、リスクそのものに気付かないリスクが潜んでいるの。
それを回避する方法は、人より多くの情報を得ること、勉強することよ。
特に投資初心者は、投資を始める前にまず、勉強することをオススメするわ。
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