- つみたてNISAをしたいけど暴落がこわい
- つみたてNISAをしているが、運用成績が悪くなって不安になっている
- 暴落時の対応方法が知りたい
- もし受け取り時に暴落したらどうしたらいいのか分からない
など、暴落した時につみたてNISAはどうなるのか、どう対応したらいいのか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
暴落時に積立投資を辞めるなんて本当にもったいない!そこで、この記事では下記のことについてお伝えしていきたいと思います。
- 暴落時につみたてNISAを辞めてはいけない理由
- つみたてNISA、暴落時の対応方法
- 受け取り時に暴落が起きてしまった時の対応方法
つみたてNISAを既に初めている人も、これから始めたいなと思っている人も、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
暴落時につみたてNISAを辞めてはいけない2つの理由
冒頭にもお伝えしましたが、暴落時につみたてNISAは辞めてはいけません!この章ではなぜ暴落時に辞めてはいけないのか、2つの理由をお伝えしたいと思います。
- つみたてNISAは長期で利益を増やしていく仕組みだから
- 暴落時こそ将来の利益が増えるチャンスだから
つみたてNISAは長期で利益を増やしていく仕組みだから
つみたてNISAの特徴は、長期・積立・分散投資を行うことで、将来的に大きな利益を生み出していくこと。なので今、現時点での暴落は深く考える必要はないんです。
確かに、自分の資産がマイナスになってしまうのは悲しいし、辞めたくなってしまうかもしれません。でも辞めちゃダメですよ!
下記、金融庁の資料をみてください。
出典:金融庁
この図は、保有期間が5年と20年の運用成果の平均値を表しています。
運用期間が5年の場合、元本割れ(投資した金額がマイナスになってしまうこと)していますが、運用期間が20年の場合、運用成果はプラスになっています。
なので、今の時点で運用成果がマイナスになっているからといって、辞めてしまうのは非常にもったいないんです。
私も、つみたてNISAを始めた初期は、運用成果がマイナスになる月が何度かありました。しかし運用を続けることで、安定して毎月プラスの成績を保ち続けています。
現在の暴落相場でも運用成績はプラス25%ほどあります(2022年7月現在)。
長く続けることで「複利の効果」が発揮されるんですよね。
暴落時こそ将来の利益が増えるチャンスだから
暴落時につみたてNISAを辞めてはいけない理由2つ目は、暴落時こそ将来の利益が増えるチャンスだからです。
例えば、100円のリンゴと50円のリンゴ、全く同じ商品だとしたら、どちらがお得に買えますか?
そうね。金融商品も同じように、価格が下がった時に買うのがお得なんです。
もし50円のリンゴを買った翌日に、価格が100円に戻ったら、50円の利益が出せるわけです。安い時に購入しておいてものは、相場が戻ったり上がったりすると、大きな利益をもたらします。
もちろん、将来的に上がる可能性のある投資商品に投資をする必要はあります。しかし、毎月一定額をコツコツ積み立てていく積立投資では、安い時に多く買い、高い時に少なく買うことで、平均取得単価が下がる効果があるんです。
出典:金融庁
これをドルコスト平均法とも言います。
つみたてNISA、暴落時にするべきこと
実際に暴落が起きたら誰でも焦ってしまうもの。しかし、事前に対応策を知っておけば、落ち着いて対応することができます。
この章では、実際に暴落が起こった際の対応方法について3つお伝えしたいと思います。
- ひたすら積立を続ける
- 買い増しをする
- 不安な人は、リスク許容度を見直す
それぞれ詳しく説明していきます!
ひたすら積立を続ける
大事なことなので何度もお伝えしますが、積立投資をやめずに、コツコツと続けること!
もし辞めたくなってしまったら、なぜつみたてNISAに投資をしているのか、今一度投資をする目的を思い出してみてください。
つみたてNISAは非課税期間が20年あります。老後資金のためなど、元々長期投資目的で始めたのではないでしょうか。
まずは非課税期間のマックス20年を目安に投資を続けるようにしましょう。
下記は日経新聞の記事です。
出典:日経新聞
上記新聞を見ると、続けた人は一定の成果を手にしている。と書かれています。
この記事を見てもらうと分かる通り、続けることが何より大事なのです!
買い増しをする
暴落時に投資商品の買い増しをするのもオススメです。
もし、つみたてNISAを満額(毎月33,333円)利用していない人は、暴落の時だけでも買い増しをしてみてはいかがでしょうか。
なぜなら1章でも伝えしたように、暴落時は投資商品がバーゲンセールになっている状態と言えるからです。
もちろん、投資に元本保証はないので、必ずプラスになるとは言えないことに注意してください。しかし、つみたてNISAで選定されている投資商品は、金融庁の厳しい審査に通ったもののみです。それらは、長期・積立・分散投資に合った利益の見込めるものが多い投資先と言えます。
もし、つみたてNISAを満額でやっているという人は、特定口座で買い増しするのもオススメです。つみたてNISAと同じ商品を選んでもいいと私は考えています。
不安な人は、リスク許容度を見直す
こう思ってしまう人も多いかもしれませんね。
そのような方は、ご自身の「リスク許容度」を見直してみましょう。
リスク許容度とは、投資した投資元本がどれくらいまでならマイナスになっても、気持ち的に耐えられるのか。その度合いのことを示します。
暴落が不安で運用成績ばかり気になってしまう人は、もしかしたらリスク許容度を越えた投資をしている可能性があります。
その場合は、無理に投資をせずに、投資金額を下げるように対応してみてください。
将来の受け取り時に暴落が起きたら
つみたてNISAの非課税期間は20年あります。長期的な運用になるので、確かに「今」はいいかもしれないけれど、20年後の受け取り時に暴落が起きたらと考えると、不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。
つみたてNISAを受け取る際に暴落が起きてしまった際の対処法は2つ!
- そのまま持ち続け運用する(資産が回復するのを待つ)
- 売却するにしても1年に40万円まで(非課税枠を最大限利用するため)
この辺りは下記の記事で詳しく書いているので、ぜひ読んでみてくださいね。
まとめ
この記事を読むことで、暴落が起こってもつみたてNISAでの積立投資は怖くない。ということが分かっていただけたのではないでしょうか。
- 暴落時につみたてNISAを辞めてはいけない2つの理由
▶︎つみたてNISAは長期で利益を増やしていく仕組みだから
▶︎暴落時こそ将来の利益が増えるチャンスだから - つみたてNISA、暴落時にするべきこと
▶︎ひたすら積立を続ける
▶︎買い増しをする
▶︎不安な人は、リスク許容度を見直す - 将来の受け取り時に暴落が起きたら
▶︎そのまま持ち続け運用する(資産が回復するのを待つ)
▶︎売却するにしても1年に40万円まで(非課税枠を最大限利用するため)