投資を始めると、色々な専門用語が出てきて、混乱してしまった経験はないかしら?
専門用語が多く難しそうで、投資を始める前に挫折した、、なんて人もいるかと。
今回説明する『ETF』もその1つなのではないかしら。
横文字を並べられると難しく感じてしまうけど、実はそんなに難しいものではないのよ。
ETFとは
ETFとはExchange Traded Fundの略で、日本語では上場投資信託というのよ。
- Exchange:取引所で
- Traded:トレードできる
- Fund:投資信託(ファンド)
ETFは、株価指数などに代表される指標への連動を目指す(インデックス型)投資信託で、その投資信託を上場させたもののことなの。
投資信託については以下の記事をチェック♪
例えば、日経平均株価ってあるでしょ。日経平均株価は、日経225とも呼ばれたりする通り、東京証券取引所第一部に上場する約2000銘柄の株式のうち225銘柄を対象にした株価指数の1つ。日本を代表する株価指数なのよ。
この株価指数と同じ動きを目指すことを指数に連動するって言うの。
日経平均に連動したETFを購入すると、日本を代表する225社すべてに投資するのと同じ効果が得られるのよ。
1つのETFを購入することで分散投資が可能に。
投資対象は株や債券、REIT(不動産投資信託)、金、コモディティなど、とても豊富。
投資信託って、株式のように株式市場で売買されていない。その投資信託を、東京証券取引所のような株式市場で売買可能にしたものがETF。
なので株式市場と同じくリアルタイムな価格がすぐに確認できるの。因みに、投資信託は、基準価格というものが1日に1回しか算出されないのよ。
だからETFは、投資信託と、株式を掛け合わせたような金融商品なの。
ETFと投資信託の違い
大きな違いは上場しているか、していないか。その為ルールが変わってくるの。
違いをグラフにまとめてみるわね。
投資信託 | ETF | |
取引時間 | 15時までに申込 | 証券取引所の取引時間 |
取引価格 | 基準価格 (1日1回算出) | 市場価格 (リアルタイム) |
購入場所 | 証券会社・銀行 | 証券会社 |
購入時コスト | 購入時手数料 | 売買手数料 |
信託報酬 (保有中コスト) | 比較的高い | 比較的安い |
売却時コスト | 信託財産留保額など | 売買手数料 |
分配金・配当 | 普通分配金・特別分配金 | 分配金 |
信用取引 | 不可 | 可 |
違いは色々あるけれど、投資信託と比べてETFのいいところは以下よ。
- 売買したい時に、売買したい価格で取引が可能
- 運用コストが比較的安い
- 上場審査をクリアしている為、透明性が確保されている
(上場廃止のリスクもあり)
NISA口座での購入も可能なのよ。
投資初心者にオススメなのは
投資初心者にオススメなのは投資信託!
なぜなら投資信託の方が
- 時価に振り回されない
- 自動で積立投資が可能
- 分配金再投資が楽
だから。
時価に振り回されない
投資信託の場合、リアルタイムでの時価が分からないのに対して、
ETFはリアルタイムで時価が確認できる。これってメリットでもあるんだけど、デメリットにもなり得るのよ。
もし株価が暴落していたら、売りたくなってしまうわよね。投資で大切なことは冷静さを失わないこと。
投資信託の場合、時価に振り回される必要がないから、投資初心者にオススメと言えるの。
自動で積立投資が可能
多くの投資信託では、月に1万円や3万円など、積立の自動設定が可能なの。
その点ETFでは一般的に自分で買い増ししていく必要があるの。しかも購入時には売買手数料がかかるから、一括投資の方がオススメ。
※証券会社によっては自動買付サービスがあるところもあり。
自動で積立をしてくれる方が、投資へのハードルが低くなると言えるわ。
分配金再投資が楽
ETFも投資信託も、年に数回「分配金」を受け取れるんだけど、投資信託の場合そのまま再投資に回すという選択も可能(自動で再投資可能)。
しかしETFは現金で受け取る方法しかなく、自動で再投資はできないの。
もし再投資したいのであれば、先ほどと同様、自分で新規買付しなければいけないのよ。
複利の効果を利用したいなら、自動再投資がオススメ。そして自動再投資の方が圧倒的に楽。
まとめ
ETFについて理解は深まったかしら?
初心者向けなのは投資信託だけど、自由度が高いETFは優秀な金融商品と言えるわ。
日本国内での取り扱い純資産残高も年々伸びているETF。
注目されている金融商品であることは間違いないわ。
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