前回のブログで老後2,000万円不足問題について言及したけど読んでくれたかしら?
その記事では金融庁が作成した報告書の大まかな内容と、2,000万円の根拠となる数字がどうやって導き出されたのか説明しているの。
その記事の中で「あなたの老後は2,000万円じゃ足りない可能性が多いにある」とお伝えしたんだけど、今回はその理由を解説するわね。
投資初心者は特に、自分のライフプランから逆算して老後いくら必要なのか知っておく必要があるの。
2,000万円では足りないとは?!
老後2,000万円不足の根拠となったデータがあったわよね。
前回の記事を読んでない方のためにも、少しおさらいしようかしら。
- 年金で暮らしている世帯の収支の統計から、毎月の不足額が分かる
→毎月の不足額:54,519円 - 毎月の不足額を元に年間でいくら足りないかが分かる
→年間の不足額:654,228円 - 年間の不足額に余命をかける
→654,228円×30年=20,000,000円
(95歳まで生きると仮定)
年金で暮らしている世帯の収支の合計は、総務省の家計調査「定年退職を迎えた男性65歳以上、女性60歳以上の無職高齢夫婦世帯」が根拠となっている。
総務省の家計調査のデータを元に、老後2,000万円不足ははじき出されたのよ。
このデータは約9,400世帯の家計収支の平均値なのよ。
※高齢夫婦無職世帯とは,夫 65 歳以上,妻 60 歳以上の夫婦のみの無職世帯である。
※出典:総務省「世帯属性別の家計収支(二人以上の世帯)」2017年~「高齢夫婦無職世帯の家計収支」より
このデータの中で注目して欲しい箇所は2点!
- 食料(27.4%)
- 住居(5.8%)
食料費
まずは食料からみていくね。データによると、食料の割合は27.4%になっているわね。
消費支出の合計額が235,477円だから、その27.4%が食料費となる。
ここまではOKかしら?そしたらパンダくん、計算してくれる?
235,477円 × 27.4% = 64,520円
(小数点以下切り捨て)
毎月64,520円が食料に消費されているってことが分かったわね。
ここで注意して欲しいことが、1人あたり64,520円ではなくて、夫婦2人でこの金額ってこと。
そうすると、1人あたりの1日の食費は約1,000円、1食あたり1人330円という計算になるのよ。
小盛り牛丼(334円+税)でさえ買えないわね。
考えてみて欲しい。毎食330円を毎日続けられるかしら?
結婚記念日や孫の誕生日会など、贅沢な食事をしたい時がないって言い切れないと思う。
贅沢な食事だけでなく、健康に気を使った有機野菜やサプリメントって意外と高いものよね。
そうなると老後資金は更に必要となってくる。
政府が公表したデータをみて納得するだけではくて、自分の老後のライフプランに合った資金設計が必要なの。
住居費
住居の割合は5.8%。消費支出の合計額は235,477円だったわね。
235,477円 × 5.8% = 13,657円
(小数点以下切り捨て)
統計データによると、住居費13,657円という結果に。
賃貸でお家を借りている場合、13,657円では決して収まらないわよね。
以下の画像は主な地域の平均家賃を表した図。しかも1Rか1Kの平均だから、一人暮らし用ということになるわね。部屋が増えればその分家賃も上がっていく。
平均家賃の一番低い山口県でさえ37,907円なのよ。
持家だと家賃はかからないでしょ。
逆の見方をすると、残り6%の人は賃貸ということだから、毎月の不足額は54,519円をはるかに上回るってことになるわね。
将来家を所有するのか賃貸にするのか、それぞれのライフプランによって不足額は大きく変わってくるの。
老後2,000万円で足りないと感じたら
あなたの寿命は誰にもわからない。でも、100歳まで生きる可能性のある「人生100年時代」を生きる私たちはもう少し本気で老後資金について考えないといけないと思うの。
もし足りないと思ったのなら、何らかの対策を取るべきよね。
老後資金を自分たちで確保することや、資産運用の必要性を国が主張している時代。
何も対策をしていなければ老後泣くことになるわよ。
ただし、投資をする上で大切なことは
- 他人任せの運用をしないこと
- 自分で良い投資先を選択できるようになること
- 金融リテラシーを高めること(自分の脳に投資)
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下の記事も初心者におすすめよ。ぜひ読んでみてね!それじゃ。