お金の教養、あなたはある?ない?それとも、分からない?
私の予想、殆どの人が「分からない」と答えるんじゃないかしら。
なぜなら、私たち日本人は、お金の教育を一切受けておらず、
その上、一般的にお金の話をするのはタブーとされているでしょ。
そんな環境の中「お金の教養」を自分が持ち合わせているのか否か、分からないのは当然よね。
ただ、1つだけ言えることは「お金は大切である」という事実は多くの人の共通認識なのではないかしら。
さて、そんな「お金の教養」を身に付けたい、もしくは自分がどれくらいお金の教養を持ち合わせているのか知りたい、という人にオススメの本を紹介するわね。
その名も「お金の教養」。
ファイナンシャルアカデミーグループ代表の泉正人氏が書いている本よ。
どうしたらお金に苦労しない人生を送れるのか、お金の基礎を学ぶのにピッタリな本と言えるわ。
さっそく、本の内容と感想を紹介していくわね。
Contents
本の著者・泉正人氏について
この本の著者、泉正人氏はいったいどんな人なのか、気になるわよね。
泉正人プロフィール
自らの経験から経済金融教育の必要性を感じ、2002年に「お金の教養」を身につけるための日本唯一の総合マネースクール「ファイナンシャルアカデミー」を創立。(中略)13年間で延べ35万人に義務教育で教わらない「お金の教養」を伝えている。(中略)現在では、グループ4社を牽引し、より多くの人に豊かな将来と自立心を創りあげるための金融経済教育の定着を目指している。
出典:Amazon泉正人プロフィールより
本の内容
本の副題として「お金が増える 7つの法則と仕組み」となっている通り、
目次も第1章〜第7章に分かれているわ。
- お金の基本
- お金の貯め方
- お金の使い方
- お金の稼ぎ方
- お金の増やし方
- お金の見守り方
- お金の与え方
私が大事だなと思ったポイントを紹介していくわね。
お金の習慣を変える
あなたにとってお金の問題とは、どういったものがあるのかしら?
- 収入が少ない
- 投資信託はどれを買えばいいのか
- 老後資金はいくら必要なのか
など、悩みは違えど、多くの人がお金に対する悩みを持っているのではないかしら。
もし、お金についてちゃんとした教育を受けていたら、これらのような悩みはすぐに解決するはずです。
出典:お金の教養
筆者は、お金の悩みを解決するために、誰もがお金についての教養が必要、と言っていたわ。
そしてもう一つ大事なことが、お金を稼ぐ力と維持管理する力は別物。
年収3,000万円あっても貯金が一切ない人もいれば、年収300万円でも貯金をできる人もいる。お金の問題とは「お金がないこと」ではない。
お金の習慣を変えることが必要、なのだと。
お金を貯めるには仕組みづくりを
お金を貯め方で重要なポイントは、お金が貯まる「仕組み」を作ること。
その仕組みとは、収入を2:6:2の配分で、使う用途を決めること。
例えば、手取り30万円であれば、
- 6万円を貯蓄へ
- 18万円を生活費へ
- 6万円を自己投資へ
となるわね。
筆者自身、この法則を実践し、貯蓄体質へ体質改善を行ったそうよ。
お金が貯まらない!と悩んでいる人は下の記事も参考にしてみてね。
価値のあるお金の使い方
お金の使い方で重要なのが「価値のあるところに使う」ということ。
簡単そうで中々できていない人、いるんじゃないかしら。
明らかに浪費よね。
お金を払って得るものの「本当の価値」を判断して使うようにしましょう。
もし、衝動買いかも、と思った場合は、買うことを一旦やめて1週間待ってみる。
1週間待ってでも欲しいなら「必要なもの」と判断して購入する。そうする事で無駄な浪費を減らす工夫をしましょう。
「お金の地図」としての家計簿作り
あなたは自分が先月、何にいくら使ったのか、把握しているかしら?
もし分からないのであれば、知る必要があるわ。
使途不明金が増えてくると、徐々にお金の生活習慣病になってしまいます。
出典:お金の教養
本の紹介の冒頭で、お金を稼ぐ力と維持管理する力は別物、と書いたけれど、家計簿をつけることは「維持管理する力」を高めてくれる。
そして、自分は現在どこにいるのか、という現在地を知る「お金の地図」としての役割を家計簿は担っていると。
確かに、Googleマップを使うときって「目的地」も大事だけど「現在地」が分からないと、Googleは案内してくれないわよね。
稼ぎ力を高めるには
稼ぐノウハウは本から学ぶことができる、としてオススメの本がいくつか列挙されていたわ。本を選ぶ際のポイントは「その分野で実績を上げている人の本を参考にする」こと。
オススメされていた本を1部紹介するわね。
- 『思考は現実化する』ナポレオン・ヒル著
- 『ドラッカー365の金言』P・F・ドラッカー著
- 『リクルートのDNA』江副浩正著 など
そして、私がこの章で面白いと感じたのが「いつでもお金のことを考えるようにしよう」という項目。
ビジネスでのお金の流れを知ることで、お金の稼ぎ力はもっと高められます。
出典:お金の教養
例えば、レストランに行ったら、そのお店を見回し観察と考察をする。
どれくらいお客さんが入っているのか、客単価はいくらなのか、1日何人くらい入るのか、料理の粗利率はいくらなのか、など。
正しい数字を出すのが目的ではなく、こういったお金の流れに頭を使うことによって、金銭感覚や経済に対する興味などが変わってくる、とのこと。
もっともリターンの高い投資とは
「ローリスク・ハイリターン」誰もが好きな言葉よね。
そんな投資があるなら、やらなきゃ損。
筆者が考えるもっともリターンの高い投資は「自己投資」。
自分の脳へ投資することで、リターンは無限大とのこと。
この考え、もの凄く同感。知識が無ければ損することって多いのよね。
※りょうこの無料セミナーランキングページへ飛びます。
私のブログでは何度もお伝えしているけれど、
投資を始めたいなら、始める前に知識をつけてね。
まとめ
ざっくりと本の紹介をしてきたけれど、どうだったかしら?
鋭い!実は、ファイナンシャルアカデミーが行なっている「お金の教養講座Plus」という4時間のセミナーがあるんだけど。その第一部「お金の教養編」の内容はこの本を元に行われているの!
詳しくはセミナーレビューをどうぞ。
セミナーでは、本書の大事な箇所をとても分かりやすく説明してくれるわ。
もし本を読まずに内容が知りたいのであれば、セミナーへ参加するのもありね。
ただ、やっぱり本の方が詳しく書いているわ。
お金の考え方の基本が学べる、とても良い本よ。
お値段も550+税とお手頃なので、価値のある買い物になるかと。