この記事を執筆している2022年1月末現在、株式市場は大荒れしていますね。
- 今年こそは株式投資を始めようと思った人
- 今保有中の個別銘柄が大幅に下がっている人
- 投資信託のリターンが減っている人
などなど、2022年2月の株式相場はどうなるのか、気になる方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、主に以下の2つのことについて解説、私なりの意見を述べていきたいと思います。
- 2022年2月の株式相場はどうなるのか
- 暴落相場に投資家が取るべき行動
「現在株で損失が出ている」「下がった今こそ買いのチャンス」「暴落時にどう対応したらいいのか分からない」といった方はぜひ最後まで読んでみてください。
2022年1月の下落率は凄かった・・
まず、現在の状況を把握してみましょう。
日経平均株価・S&P500指数(米国)・ナスダック指数(米国)の直近1ヶ月の変化を見てみます。
日経平均株価は1ヶ月でマイナス7.57%になりました。アメリカのベンチャー向け市場のナスダックに至ってはマイナス15.39%になりました。
日本においてけるナスダックのような新興市場に、マザーズがあります。
なんとマザーズは大大大暴落しているんですよね。
画像参照:SBI証券 マザーズ指数
マザーズの1月の下落率はなんと25.73%。
1ヶ月の下落率はあのリーマンショック(2008年10月)や東日本大震災(2011年3月)を超える水準となっています。
そう思ってしまう方もいるかもしれませんが、その考え方は危険。投資にはこんな格言があります。
落ちてくるナイフはつかむな
その意味は、暴落時に投資をするのは落ちてくるナイフを掴むようなもの。要は危険と言うことね。ナイフが完全に落ちて(底を打ったことを確認して)から投資をするべき。と言うことです。
2022年2月の株式相場は危険⁈
では2月の相場はどうなるのでしょうか。
2月にどうなるのか誰にも分かりませんが、実は2月は下がりやすい時期と言われています。
下記画像は1928年〜2021年のS&P500の各月の平均リターンです。
画像出典:Stock Market Indicators:Historical Monthly & AnnualReturns
これを見ると分かるとおり、2月のリターンはマイナスになっています。
アノマリーとは
理論的根拠があるわけではないが、よく当たる相場での経験則のこと。
と言うことは、これから株式投資をしようと思っている方は注意が必要ということです。
さらに、米国の利上げが間もなく行われるのではないかと言われており、相場が回復するにはまだまだ時間がかかるんじゃないかなと個人的には思っています。
では、今実際に投資をしている人はどうしたらいいのか、暴落時に投資家が取るべき行動について次の章でお話ししていきます。
暴落時に投資家が取るべき行動
まず、何に投資をしていて、投資期間はどれくらいを見込んでいるのか今一度確認するようにしましょう。
投資信託をしている場合にやってはいけないことは積立を止めること。要は投資をやめてしまうことです。
なぜなら、投資信託は定期的に一定額を購入しているため、株価が安ければその分多く購入することができます。
そして長く続けることでリターンは回復していくと考えられます。金融庁の資料でも、長期で運用することでリターンがプラスに安定していくとされています。
ただし、長期的にみて回復しない分野への投資は例外!そのような投資信託に投資をしている場合は、銘柄を見直すことをしてみてください。
では個別株を持っている人はどうしたらいいのか。
個別株は自分で定めたルールに沿って行動するようにしましょう。例えば株価が〜%下がったら損切りをするといったように、予めマイルールを決めておけば暴落時でも判断に迷うことはありません。
ただし、長期目線でしっかり企業分析を行って購入した株の場合、その企業の決算が特に悪くないのであればホールドするのもありかと思います。
まとめ
ということで、現在の暴落の現状や2022年の2月の予想、投資家として取るべき行動をお伝えしましたが、参考になったでしょうか。
暴落は過去を見ても起こっていますし、その後必ず回復してきてもいます。大事なことはここで投資を完全に辞めないこと。
暴落時に取るべき行動をしっかりとって、長期的に運用を続けられるようにしましょう。