単利と複利
私が投資初心者の頃は単利も複利もさっぱり分からなかったけど、投資を始めるなら知っておくべき内容なの。
お金を銀行に預けたり運用した場合に利息が発生するでしょ。単利と複利ではその利息の付き方に違いがあって、それぞれ異なった仕組みと特徴があるのよ。
今回は、単利と複利を分かりやすく解説していくわね♪
単利とは
預けた元本にのみ利息がつく仕組みよ。毎年あなたの手元に利息が入ってくるの。
単利で得られる利息の計算式は
例えば、元本100万円を年率10%で3年間運用した場合を想定して計算してみると、
毎年元本に10%の利息がつくので、利息は1年目も2年目も3年目も10万円ずつ利息がつくの。3年間の元利合計は130万円ね。
元利とは:元本+利息のこと
複利とは
複利とは、元本+利息(元利)に利息がつく仕組みなの。利息はあなたの手元には入らなくって、利息もそのまま運用に回すイメージね。
複利で得られる利息の計算式は
例えば、先ほどと同じように元本100万円を年率10%で3年間運用した場合を想定して計算してみると、
1年目にでた利息を2年目にプラス、2年目にでた利息を3年目にプラスしているの。
3年間の元利合計は133.1万円ね。
単利の元利合計は130万円。複利の方が単利より3.1万円利息が多くもらえるってことよ。
運用期間が長いほど得する複利運用
先ほどの例でもわかるように、複利で運用すると年々利息が大きくなっていくの。利息が雪だるま式に増えるから「Snowball」とも言われているのよ。
例えば、元本100万円を年利10%、30年間運用したとすると、単利と複利では下のグラフのように大きな差が出てくるの。
30年後の差額は1,350万円にもなっている事実!
金融商品を選ぶ際も、単利と複利の違いについて知っているだけで選定基準が変わるわよね。
かの有名なアインシュタインは複利についてこう言っているの。
天才がそう言っているのだから間違いない。
長期投資を検討しているなら、複利を利用しない手はないの。
たとえ元本が少なくても、時間を味方につけることで複利効果は高まって合計額も増えていくからね。
長い目でみて、コツコツ、確実に増やしていきたいからね。
まとめ
単利と複利、それぞれ説明したけど違いはわかったかしら。
複利の方が有利なように思えるけど、単利が悪いっていう訳ではないの。
単利は毎年利息がもらえるメリットがあるわね。例えば年金生活の足しにしたい場合は単利での運用が合っている。
あなたのライフプランや目的に合わせて金融商品を選ぶようにするべきなの。