含み益と含み損、投資をしていると当たり前に目にしたり耳にしたりする言葉ですが、
投資を始めた頃は、その言葉の意味がよく分かりませんでした。
現在は投資用語にも慣れ、このサイトでもよく使っている用語のひとつなんですが、先日友人にこう言われたんです。
と。
確かに私も投資を始めた頃は分からなかったし、当たり前のように使っていたことを若干反省。ということで今回は「含み益」と「含み損」についてどこよりも分かりやすく解説していこうと思います!
この記事を読み終わることには、含み益と含み損について理解することができ、実際に投資の話をする際に利用することができるようになっているわ。
久しぶりの「サクッと読める知識」シリーズです♪
含み益とは
含み益とは、取得価格と時価の価格を比較した未決済の利益のこと。
わかりやすく言うと、自分が買った時の価格と、現在の価格を比較してみて、どれくらい利益がでているのか。そして投資商品を売却していないことが前提になるの。まだ利益を確定していない(商品を売却していない)ので、利益を含んだ状態なのが含み益。
そう!相場の変化によって、投資の成果は変わってくるので含み益も同様に変化するわ。
この含み益が出た状態から、売却をして、実際に利益が手元に入る状態になることを「利益確定」と言うのよ。利益を確定する、略して「利確(りかく)」と言うわね。
相場によっては「含み損」になってしまう場合もあるの。
含み損とは
含み損とは、取得価格と時価の価格を比較した未決済の損失のこと。
そうね。自分が買った時の価格と、現在の価格を比較してみて、どれくらい損失がでているのか。そして投資商品を売却していないことが前提になるわ。まだ損失を確定していない(商品を売却していない)ので、損失を含んだ状態なのが含み損。
含み損が出た状態から、売却をして、実際に損失を出してしまうこ状態になることを「損失確定」と言うのよ。
いえ、この場合は「損切り」という言い方をするのよ。
含み損が出た場合の対処方法
誰でも損はしたくないので、含み益が出てしまった場合、焦ったり不安になったりすることもあると思います。
では、含み損が出てしまった場合、どう対応したらいいのかをお伝えしたいと思います。
ちなみに、積立型の投資信託の場合、中長期運用をしている人が多いと思います。その場合、含み損は気にせずにコツコツ投資を継続することをお勧めします。
株式投資で含み損が出てしまった場合の対処法は以下になるわ。
- 含み益が出ている原因を探る
- 株式市場全体が下がっているかつ、その企業の価値は下がっていない
→保有し続ける - 購入した企業が業績見通しを下方修正した場合
→早めの損切り
まずはなぜ含み益が出ているのかチェックをするようにしましょう。その原因によって対処法は上記のように変わってきます。
一般的に、損切りラインを決めておきましょうと言われています。例えば、含み益がマイナス10%になったら手放しましょうと言った具合に。
しかし、購入した企業の業績が好調にも関わらず、株式市場全体の相場の影響で下がっている場合もあります。
その局面で10%マイナスになったからと言って売却してしまうのはもったいないことです。
企業の「価値」自体は変わっていないので、相場が戻る頃には対象の銘柄の株価も元っていると想定することができますよね。
このように、含み益が出てしまった場合は、焦ってすぐに売却してしまうのではなく、なぜ下がったのか原因を見つけるようにしてみてください。
「含み益」「含み損」実際の利用シーン
含み益や含み損という言葉、実際にどのように使われているのかみていきましょう。
以下の画像は、日経新聞の記事になります。
こちらでは「含み益」と「含み損」どちらも利用されているいい例ね。
画像出典:日経新聞
とは言っても、実際の利用シーン(日常的な会話)で使うことはあまりないと感じているわ。
利益を確定していない「含み益」の状態であっても、これくらい利益出てる〜なんて言ったりするので。
まとめ
ということで今回は「含み益」と「含み損」の言葉の意味を解説してみましたが、理解できたでしょうか。
投資用語シリーズ、もし需要があるようであればまた記事にしていきたいと思うので、記事にして欲しい投資用語、投資の知識があればご連絡くださいね。